学生起業家のリアルな独り言

思ったことや考えたことを、人の目を気にせず。ただ、独り言のように。

みんなで卒業🎓

 数か月前に決めた「休学」という選択。休学を考え始めたのは、実は1年ぐらい前から。結構悩んだ。もちろん、ストレートに卒業できないとか就活できなくて就職に不利とかそういう理由もある。でも1番は、

これまでの大学生活3年間、ずっと一緒に過ごしてきた大好きな人たちと一緒に卒業できないということ。

それだけが気がかりで、何か月も「休学」という選択肢を取れずにいた。僕の中で、成功しようが失敗しようが「事業を立ち上げる、最後までやり抜く」という意思は固く、それをするためにはとてもじゃないけど就活しながらとか、新卒で働きながらとかは不可能だった。せめてもの保険として、新卒も守りつつ、事業の立ち上げにも集中できる選択肢が「休学」だった。

 休学を考え始めた時も、決めた時も、一緒に会社を立ち上げるメンバーには相談していたけど、3年間ずっと一緒にいた彼ら(友人)には、言えずにいた。黙って去るのもかっこいいよな、なんて思いつつ、ホントはなんて言えばいいかわからなかっただけ。ダサいな。どのタイミングで、なんていえばいいのか。わからん。

ずっと一緒にいた。いつも。楽しいこともたくさんした。喧嘩もした。当然みんなできっちり4年間過ごして、一緒に卒業するつもりだった。

言えずに時間だけが過ぎていって、どんどん言えなくなっていった。

 年が明けて、新年会でみんなで飲みに行った。僕はバイトでちょっと遅れていったけど。席に着くなり就活の話。みんなはどこ受けるのとか、何系狙ってるのとか。みんなの中で僕は、起業をすることはしっているけど休学をすることは知らない。就職もすると思ってる。1次会の居酒屋では、「えーどうしよっかな~」ってごまかしながらなんとかしのいだ。その場しのぎ。2次会はカラオケだったんだけど、精算の時、伝票を部屋に置き忘れていることに気づいて、僕ともう一人で取りに行く。そのもう一人は、結構僕にとっても大切な人で、色んな悩みも聞かせてもらったし、こちらから相談することも何度かあった。普段自分の相談事などは人にしない派なんだけど、この子にはなんか、「話したい。聞いてほしい。」という気持ちになる。休学を検討し始めた時から、この子だけには早めに言っとかなきゃなっていう思いもあって、このタイミングでちゃんと休学の件を告白した。「ごまかしてたけど、実は休学することはもう決めてるんだ。」って。そしたらその子は、「そっか。」といって、持ってたニット帽を目が見えなくなるまで深くかぶって、「うん、頑張れ。」と言ってくれた。

#ここだけ小説っぼい

まだ言ってない人たちには、いつ言おうか。いつ言えるんだろうか。自分の口で言わなきゃなと思いつつ、言うのがなぜかちょっと怖い。今日言えたあの子にも、言って良かったとも思いつつ、まだ言わなきゃよかったかなとも思いつつ。別に隠しておくことでもないんだけどね。むしろ隠さない方が多分良い。でも僕の面倒くさい性格上、言っちゃえばもう引き返せない気がして、「ああ、言いたくないなぁ。」って思う。

さあ、やるからには本気でやらないと。中途半端で終わるわけにはいかない。何がなんでもやり切らないといけない。頑張ろうぜ!ジブン。

出来る事なら、君たちと一緒に卒業したかったな!

”大人”のみなさんからすれば、僕の悩みは「若いなぁ」と思われるんだろうか。年齢的にはもう僕も”大人”なはずなんだが、まだ敵わないなぁとも思ったり。最後の最後に何の話だ。